導入事例

事例紹介インタビュー | 梅乃宿酒造株式会社

販売計画の入力・作成負荷を劇的に軽減
創業130年余の酒蔵が選んだ「入力を簡単に、分析は精緻に」を叶えるツール

国内 販売統括責任者 小山 恵莉子 様
物流部 商品管理課 課長 吉見 晃宏 様

導入前の課題

  • 基幹システムのデータをSalesforceに移管する際にデータローダを使用していたが、煩雑で負荷が大きかった
  • 顧客別・SKU別の販売計画作成時、レコードをひとつひとつ開くなど、入力に手間がかかっていた
  • 部門横断会議では各部門が持ち寄ったExcelをもとに議論しており、共通のデータ基盤がなかった

導入効果

  • データローダを使わずにコピー&ペーストだけでデータを移管でき、大幅な作業時間の短縮につながった
  • Excelのように扱えるので、入力作業が簡単になり、顧客別・SKU別の販売状況も把握しやすくなった
  • Salesforceにある販売計画をもとに、ひとつの画面を共有しながら会議をスムーズに進行できるようになった

- 御社の事業について教えて下さい

吉見様:梅乃宿酒造は奈良盆地、葛城山の麓に位置する創業130年余りの日本酒の蔵です。2022年7月に葛城市内で蔵を移転し、現在は最新の設備を整えて日本酒とリキュール等を製造しています。

2001年にあった酒類の規制緩和の影響もあるのですが、日本酒がなかなか売れない状況の中、先代が梅酒に着目し、日本酒仕込みの梅酒の製造を開始しました。漬け込んだ梅の実をすりおろして梅酒の中に入れる「あらごし梅酒」を開発・発売。この「あらごしシリーズ」が大ヒットとなりました。東京や大阪の飲食店からの口コミで広がり、ここ20年ほどで弊社の売上高を10倍以上伸長させる基となりました。今では全国のお客様にご好評いただいております。また現在は、弊社の売り上げに占める海外販売の割合は3割弱となっており、日本酒蔵としては高い海外比率を実現しています。

小山様:販売部門は直営店、EC、B2Bの営業部門の3つがあり、売上の8~9割は営業部経由のB2B販売です。そのうち半分以上は居酒屋やホテル、レストランなどの業務用で、プロが認めたお酒というポジションを確立できています。

吉見様:私が所属する物流部商品管理課は、受注から出荷まで、および在庫管理を担当しています。日本酒業界では電話とFAXでのやり取りが主流なのですが、これらをデジタル化して省力化・効率化を図ろうと取り組んでいます。

販売計画策定時のインターフェースとしてMashmatrix Sheetを採用

- 「Mashmatrix Sheet」の導入の経緯について教えて下さい

小山様:弊社では2017年にSalesforceを導入しました。それまでは営業担当者がExcelで日報を書き、出力してからFAXで本社に送り、上司が確認して返送するというスキームでした。FAXからの脱却も含めて、会社全体で効率的な営業活動を実現しようと、奈良県企業の第1号としてSalesforceを活用した取り組みを開始、顧客管理の用途から始めました。私は初期からシステム管理者としてSalesforceに関わっています。顧客管理から始まり、営業部門の予実管理に活用を広げ、現在は販売計画や新商品開発プロジェクトなどもSalesforceで管理するようにしています。

Mashmatrix Sheetの導入は、2023年に会社として「営業部門が販売計画を出すことが生産の起点であるべき」という方針を示したことがきっかけです。それを実現するために、顧客別・SKU別に商品販売計画をつくる必要が生じましたが、販売計画作成はExcelだけでは難しく、顧客管理と紐づいているSalesforceで行うことになりました。しかし、販売計画をSalesforceに取り込む際には、さまざまなオブジェクトのレコードをひとつひとつ開いて保存するなど、入力作業がとても煩雑な面があります。

そこで営業担当者が販売計画を入力・作成するためのインターフェースとして、Salesforceの担当者からMashmatrix Sheetの紹介を受けました。使い慣れているExcelのように操作できるので営業担当者にとって使いやすいと考え、導入を決定しました。

Salesforceへの売上データ移管作業時間が大幅に短縮できた

- 「Mashmatrix Sheet」を使ってみて、特に優れていると思った点はありますか?

小山様:コピー&ペーストで簡単にデータを入力できる点が非常に優れていると思います。Salesforceでは、レコードを一つ一つ開いて、入力・保存する作業が必要になりますが、Mashmatrix Sheetならその手間が不要になりますし、営業担当者にとって見やすいということもあり、現場にもスムーズに定着しました。とくに、売上計上の基幹システムから出される実績値をSalesforceに移管する場面で効果を感じています。以前はデータローダを使用していたのですが、操作が少々煩雑に感じていました。Mashmatrix Sheetを使うと、必要な項目を揃えてコピー&ペーストするだけで済みます。大幅な時間短縮につながっていて、担当者からは「今日は2分もかからず終わりました!」などといった声も聞きます。

また、得意先コードを入力するだけでSalesforceのデータを参照して得意先名などの情報が表示されるようにしているので、入力作業も楽になっています。各担当者がExcelに慣れているため、その感覚で使えることが現場でのSalesforceの浸透に大きく貢献しています。

顧客別・SKU別の販売計画入力工数が削減、会議でも最適な情報共有を実現

- 御社の業務内容において特徴的に「Mashmatrix Sheet」が使われているところを教えて下さい

小山様:販売計画の策定時に利用しています。翌月以降の販売計画を立てる際、前年から3期前までの同月の売上実績をベースにして、取引先毎・SKU別に各月の売上を予測して販売計画を策定します。
売上実績の管理には酒税などの関係から別の基幹システムを使用していますが、そこから取り出したデータをMashmatrix Sheet上にコピー&ペーストで貼り付けて取り込み、それを見ながら営業担当者が今期の各月販売計画値を指定の欄に入力、もしくはExcelから貼り付けるようにしています。

私たちは一つの商品をとっても、一升瓶タイプや、4合瓶タイプ、セット商品などバラエティに富んでいるため、それを顧客別・SKU別に見るためにはExcelのように一覧で確認・入力できるほうが便利です。

また、一覧で確認できることで、お客様別・SKU別に「どのくらいの頻度で注文が来ているか」、「廃番になった商品を他の商品で穴埋めしないと予算を達成できない」といった顧客管理の視点での全体像も把握できるようになってきました。

2週間に1回、製造と物流と販売部門がかかわる製販合同会議を行っていますが、以前は各部門が持ち寄ったExcelをベースにして話していました。現在はMashmatrix Sheetで入力された販売計画をもとに、Salesforceのレポートやダッシュボードも併用して、全員で同じ画面を見ながら議論ができるようになりました。
Salesforceに蓄積されたデータの中から、営業は売上金額、製造部門は製造量(リットル)、調達部門では瓶の本数といった情報を、各部門が見たいように切り取って確認・活用できるようになりました。こうした使い方は、個々にExcelを使っていたらできません。

取引先責任者データのアップデートや日次レポートにも活用していきたい

- 今後の「Mashmatrix Sheet」の活用方法について、考えていることはありますか?

小山様:取引先責任者の情報を精緻にアップデートすることが喫緊の課題です。名刺管理システム「Sansan」から取り込んだ名刺情報と取引先を紐づける作業を行う際、現在は1件1件手作業で実施していますが、この作業にMashmatrix Sheetを利用できると考えています。

また、実績報告を社内共有する際、PDFファイルで全社にメールで配信していますが、Mashmatrix Sheetを使ってSalesforceに実績データを取り込み、日次レポートとして配信したいと思っています。
 
Mashmatrix Sheetを導入した当初は販売計画に関する利用しか考えていませんでしたが、今後は利益管理やプロジェクト管理など全社的な用途でも活用していきたいと考えています。

“データ入力を簡単に、分析は精緻に、部門横断でデータ共有する”理想を実現できる

- 最後に、Salesforceユーザの方へ「Mashmatrix Sheet」のおすすめポイントを教えてください

小山様:Salesforceやデータを活用して何かやりたいことがあれば、とりあえずトライアルで触ってみることをおすすめします!

これから会社を成長させていくためには、「データ入力を簡単に、分析は精緻に、部門横断でデータを見られる」ことが理想だと考えています。Mashmatrix Sheetはまさにその理想を実現してくれるツールです。

また、酒類に限らず食品業界では商品改廃のスピードが早くなってきており、SKUの数も膨大になっています。そのような中でも、Mashmatrix Sheetがあれば、データの共有を進められ、さらには営業の質の向上につなげられます。まだ始めたばかりですが、Mashmatrix SheetでSalesforceをより使いこなせるようになれば、さらに大きな成果につながると確信しています。

- ありがとうございました。

会社名称: 梅乃宿酒造株式会社

URL: https://www.umenoyado.com/

事業内容: 日本酒、リキュール、各種飲料の製造・販売、商品開発

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