導入事例

事例紹介インタビュー | ダイドードリンコ株式会社

Salesforce一元管理による一気通貫な営業活動と組織運営を推進
理想的な「システム設計」と「入力・可視化の効果・効率化」を実現

流通営業企画部 流通戦略グループ 氷室 佑典 様
流通営業企画部 流通戦略グループ 栗﨑 真梨乃 様

導入前の課題

  • 情報量の多い営業活動に関わる管理帳票を、Salesforceにシステム設計できるのか?
  • システム設計後、ユーザの入力や可視化という面で負担が少なく、業務効率・効果を改善できるのか?
  • 既存の業務をSalesforceへ移行する際の対応が、円滑に行えるのか?

導入効果

  • 情報量が多く複雑な管理帳票をSalesforceに理想的なかたちでシステム設計することができた
  • 計算式(数式)を設定することで自動入力も実現。入力作業を最小限にすることができた
  • 使い慣れたExcelのようにデータを操作できるので、移行対応が驚くほどスムーズに行えた

- 御社の事業について教えて下さい

氷室様:弊社は、ダイドーグループホールディングス株式会社の国内飲料事業として、「こころとからだに、おいしいものを。」をブランドメッセージに、清涼飲料の販売を行っています。コーヒー飲料を中心に、最近では健康系の商品にも力を入れています。また、他社様ブランドとのコラボ商品の開発、販売や海外への展開も推進しています。また、食品事業の株式会社たらみ、医薬品関連事業の大同薬品工業株式会社も同じグループ会社になります。DX推進にも取り組んでおり、2023年には、経済産業省が推進するDX認定制度である「DX認定事業者」にダイドーグループホールディングスが認定されております。

ユーザにとって業務効率・効果を改善することに繋がるのかに不安があった

- 「Mashmatrix Sheet」の導入の経緯について教えて下さい

氷室様:弊社の営業組織は大きく自販機チャネルと流通チャネルの2つがあります。
私たちは流通チャネルを担う流通営業本部の流通営業企画部に所属しており、約2年前からSalesforceの取り組みをスタートいたしました。

営業活動に関わるデータ収集・入力をSalesforceで一元管理し、一気通貫な組織運営を目指しており、Salesforce導入から現在に至るまで、組織課題に対して4つのステップで段階的な機能拡充を進めています。第1、第2ステップはSalesforceの標準機能を活用することにより1年ほどで実現できましたが、第3ステップ以降で壁にあたってしまったかたちですね。

3つ目のステップでは、営業戦略により深く関わる管理帳票をシステム実現することに取り組みましたが、情報量も多く複雑になってきます。これを理想通りにSalesforceでシステム設計できるのか?という点と、システム設計が実現したとしても、ユーザである営業メンバーにとって、入力や可視化という面で負担が少なく、業務効率・効果を改善できるものなのか?という点において課題を感じていました。

栗﨑様:以前は営業メンバーの業務管理にExcelを使用していましたが、一つのExcelに全国の営業メンバー全員が随時入力するというかたちでしたので、情報量が非常に多く複雑になってしまい、管理が難しくなっていました。Excelの入力タイミングが重なることにより、入力が出来ないことやファイルが壊れてしまうことも多々ありました。
しかも、Excelに入力をするだけで細かな分析まで至っていない状況でした。

氷室様:そのタイミングで「Mashmatrix Sheet」と出会いました。私たちが考える理想に近いかたちで複雑な管理帳票をSalesforceにシステム設計ができそうであり、何よりExcelのように手慣れた操作感で使えることが魅力でした。「これは間違いない」と思い、一気に全流通営業分のライセンス数で導入を決めました。

入力業務を最小限にすることが可能に

- 「Mashmatrix Sheet」を使ってみて、特に優れていると思った点はありますか?

氷室様:一つ目は、使い慣れたExcelのような操作感でSalesforceのデータを扱えるので、Salesforceへの移行が非常にスムーズに実行できることです。どうしても普段の慣れたアナログ業務をデジタルツールに移行するとなると、一部のユーザにとっては少し抵抗感を感じるかと思います。しかしながら、「Mashmatrix Sheet」を使うことで、はじめの一歩である重要な移行対応が、非常にスムーズにできました。既存のExcelからデータをコピー&ペーストで簡単に転記できたことには驚きましたね。

二つ目は、営業メンバーの入力業務が効果・効率的に実行できることです。弊社はSalesforce活用の目的の一つに、「ユーザの業務効率と効果の向上」をキーワードとしています。営業メンバーの内勤業務はなるべく効率的に実行し、営業活動(アウトサイドセールス)に注力してもらっています。

その中で「Mashmatrix Sheet」は、Excelのように簡単に操作できることに加え、計算式(数式)を設定することで自動入力が実現でき、入力業務を最小限にすることができています。また、入力する箇所は緑色の網掛けとし、計算式により自動入力される箇所は白色の網掛けにしました。これにより誰でも入力箇所が一目で分かります。

全体の状況をリアルタイムに可視化、精密な分析もできるようになった

- 御社の業務内容において特徴的に「Mashmatrix Sheet」が使われているところを教えて下さい

氷室様:消費財メーカーとして重要な管理指標でもある①採用状況、②提案状況、そして③予実管理にMashmatrix Sheetを活用しています。

①採用状況を弊社では「星取表」と呼んでおり、取引先様別、商品別の採用状況を一覧化するために、Mashmatrix Sheetを利用しています。取引先様、商品ともに非常に数多く存在しますが、入力する営業メンバーは取引先を選択し、採用商品の採用店舗数を入力するだけという非常に簡易なシステム設計となっています。

②提案状況では「営業提案シート」を作成しています。営業メンバーの「提案状況」を一覧化しているもので管理項目が多い帳票となりますが、営業メンバーが入力する箇所は緑色の部分のみと、できる限り簡素化しています。

③予実管理では、時系列マトリックス変換機能を用いて「取引先実績シート」を作成し、取引先様別の予実管理を行っています。こちらも情報量の多い複雑なデータ帳票ですが、営業メンバーは、各タブを選択し、「売上」と「販促費」の計画と見込を入力するのみとなります。従来は手入力していた「確定実績」や「利益」は、別のシステムからデータローダーを活用して読み込み、すべて自動入力を実現しています。

栗﨑様:Mashmatrix Sheetの導入したことで、非常に使いやすいSalesforceのダッシュボードを作成することができています。人によって得手不得手はあるものの、ほとんどの営業メンバーがストレスなくデータを入力できるようになったと思います。入力の簡易性や精度が向上したことで、リアルタイムに全体の状況の可視化はもちろん、精緻な分析もできるようになりました。

- 今後の「Mashmatrix Sheet」の活用方法について、考えていることはありますか?

氷室様:まだまだ営業活動にかかわる重要な管理帳票は数多くありますので、それらがExcelなど今のままの運用を継続することが最適なのか、それともSalesforceに組み込むことが最適なのかを検討していきたいと考えています。そして、Salesforceに組み込むとなった場合は、Mashmatrix Sheetを積極的活用していきたいと思います。

弊社において「Mashmatrix Sheet」活用の最大の目的は、「ユーザの業務効率と効果の向上」です。
現時点で活用している各シートもまだまだ目的の達成に向けて、バージョンアップが必要と考えていますので、引き続き最適な活用を目指していきたいと思います。

“入力のしやすさ”が最大の魅力

- 最後に、Salesforceユーザの方へ「Mashmatrix Sheet」のおすすめポイントを教えてください

氷室様:Mashmatrix Sheetの最大の魅力は、入力のしやすさだと思っています。複数のオブジェクトの画面を行ったり来たりしてしまったり、データをスムーズに移行したいと感じていらっしゃるのであれば、Mashmatrix Sheetは大いに役立つと思います。

私自身もそれほどデジタルツールに詳しいわけではなく、そうしたツールはあまり柔軟性がないというイメージを持っていました。システム設計をする際に、Salesforceの標準機能で何かしらの課題を感じられているようでしたら、新たな観点で柔軟な設計ができるMashmatrix Sheetは一つの解決策になると思います。

栗﨑様:長い間、Excelを使ってきたので、Excelにあるデータをそのままコピー&ペーストするだけでよい、と営業メンバーにアナウンスできることは、一番のポイントですね。多忙な営業メンバーに入力の方法を一から教えるとなると、かなりハードルが高いと思いますので、そこが本当に一番の良いポイントになると思います。

- どうもありがとうございました!

会社名称: ダイドードリンコ株式会社

URL: https://www.dydo.co.jp/

事業内容: 清涼飲料等の販売

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