- 御社の事業について教えて下さい
藤田:「日本の医療体験を、しなやかに。」というミッションのもと、薬局体験アシスタント「Musubi(ムスビ)」を調剤薬局向けに提供しているSaaS会社です。「Musubi」は、処方したお薬の履歴や飲み合わせ、服薬指導の内容など患者さんに関する情報の管理を行う電子薬歴システムとしての機能と、薬剤師と患者さんのコミュニケーションを促進する機能を有しています。現在はMusubi以外にアプリによる服薬フォローや来局促進等を行なう業務効率化支援など、複数のプロダクトで薬局をトータルサポートしております。
階層的な顧客データ構造のため、データ入力に課題がありました
- 「Mashmatrix Sheet」の 導入の経緯について教えて下さい
藤田:「Musubi」は薬局の基幹システムですので、入れ替え時にはオペレーションも切り替える必要があり、どうしても検討期間は長くなる傾向があります。どの店舗でどのようなシステムが使われているかという情報の蓄積や管理が重要なポイントになります。また、顧客の特性として、1法人で複数店舗を持っていらっしゃる場合も多いのですが、その店舗ごとの情報がSaleforceに残っていないという問題がありました。大規模な薬局では、数10、数100の店舗を持つ法人も多いので、すべての情報を残すにはハードルが高いと感じている人が多く、解決方法を探していました。そこで、普段使っているExcelのように一括入力できるようなものはないかと探していて、「Mashmatrix Sheet」にたどり着きました。
Excelのようにすぐ使えて、ユーザーの心理的ハードルも低いです
- 「Mashmatrix Sheet」を使ってみて、特に優れていると思った点はありますか?
藤田:管理者と利用者の2つの目線があるかと思いますが、まず利用者の目線ですと事前の学習や特別知識がなくてもExcelやGoogleスプレッドシートを使える人ならすぐに使えるところですね。Excelとほぼ同じように使えるところは、導入する際にもユーザーの心理的なハードルを下げるのではないかと思います。
次に管理者目線ですが、「Mashmatrix Sheet」を管理・運用するコストが少ないと感じています。詳細ページへの埋め込み、連動シートは直感で設定ができますし、各自でブックを画面レイアウトして構築できるので、管理者がわざわざブックを作成するなどの対応をする必要ないところもコスト削減につながっています。
一覧画面から即座に書き込めることで情報の共有漏れを解消
- 御社の業務内容において特徴的に「Mashmatrix Sheet」が使われているところを教えて下さい
藤田:取引先オブジェクトのところで「法人顧客」、その下に紐づく「店舗」、さらにその下に紐づく「取引先責任者」の3階層を連動シートとして使用しています。弊社の事業特性上、1法人に複数店舗があるのが一般的なので、各薬局の情報を確認しつつ、その法人に合ったプラン等を提案できるように使用しています。インサイドセールスでも情報を一覧から即座に書き込みができるようになって、今まで頻発していた共有漏れがなくなりました。
「Mashmatrix Sheet」は全社的に業務プロセスの選択肢の1つ
- 今後の「Mashmatrix Sheet」の活用方法について、考えていることはありますか?
藤田:現状はインサイドセールスなどの一部業務にしか使われていないので、全社的に業務プロセスの選択肢の1つとして「Mashmatrix Sheet」を追加して、オペレーションコストの削減につなげたり、入力がしにくいという理由で情報が入力されないという事にならないよう情報蓄積にも力を入れていきたいです。
小さな業務改善がやりやすく、作業コスト削減を実感
- 最後に、Salesforceユーザーの方へ「Mashmatrix Sheet」のおすすめポイントを教えてください
藤田:小さな作業コストは軽視されがちですが、それが積み重なると通常業務に重く負荷としてのしかかってきます。そのリスクを小さい段階で取り除けるのが「Mashmatrix Sheet」だと思います。小さな業務改善がとてもやりやすいですね。
それから利用者目線では、Saleforceのカスタマイズにも限界があると思うのですが、そこを「Mashmatrix Sheet」で拡張できるので、個人がそれぞれやりやすいような形で使えるところです。管理者目線では、運用管理に負担があまりないところが大きなポイントですね。導入時にかかる負担が本当に少なくて良かったです。お世辞ではなく、作業コストはかなり減ったなと実感しています。ユーザーに任せることができるので管理者としてはありがたいです。まだ機能について完全に把握はできていないので、これからも良い使い方を模索していきたいと思っています。
- どうもありがとうございました!