Visualforceで画面構築していた為、変更の際は導入ベンダーに修正依頼が必要だった。
- 御社の事業について教えて下さい
山本:ジェネリック医薬品メーカーとして、生活習慣病(高血圧症、脂質異常症、糖尿病等)治療剤、抗がん剤などの医療用医薬品を製造・販売を行っています。
- 「Mashmatrix Sheet」の 導入の経緯について教えて下さい。
柿木:2020年末のAdobe Flash Playerのサポート終了に伴って、従来弊社で使用してきた「MR活動計画・記録」を別の仕組みで構築することが必要になりました。Visualforceで再構築する案もありましたが、IQVIAソリューションズ様より、“Salesforceのデータを直感的かつ一括で編集可能なソリューション”として、Mashmatrix「Sheet」をご紹介いただきました。トライアルを実施しFit & Gapの結果、マッチしたので導入を決定しました。
山本:元々使っていたシステムは、管理者のメンテナンスがやりにくい事や、Excelのような操作ができないという難点がありました。また、Visualforceで画面を構築していた為、やるべきことが変わった時にリアルタイムで反映ができず不自由さを感じていたので、これらの問題がクリアになるものを探していました。
山口:Salesforceはユーザーのカスタマイズに柔軟性がありますが、Flash/Visualforceで構築された今までのシステムでは、導入ベンダーであるIQVIAにその都度開発や修正を依頼する必要がありました。「Sheet」は、Salesforceと同様にノーコードで画面のカスタマイズができるので、変化にすぐ対応でき、即時性が高いと感じたので採用しました。
「Sheet」は研修を一切しなくても、誰でもすぐに使い始められます!
- 「Mashmatrix Sheet」を使ってみて、特に優れていると思った点はありますか?
山本:Excelと同じように操作できるので、データ入力が簡便で利用時に違和感がないところです。通常営業システムを導入する時は、全国を訪問しユーザーに対する研修を行う必要があるのですが、「Sheet」は研修を一切していないんです。拠点長(管理者)に案内はしましたが、操作説明用のExcelを配信しただけで、すぐにMRが使い始めていました。特別なスキルがなくても誰でも利用できるため、研修や教育の手間が省けることが魅力ですね。
またExcelで管理されている販売データや戦略情報も「Sheet」ならSalesforceへのデータ蓄積も効率的ですし、一覧画面でデータも把握しやすく望みどおりにデータを抽出できる所が非常に有用だと思いますね。
柿木:Salesforceのレポートと同じような操作感で、列追加が容易にできる点が使い勝手が良いと感じています。アプリの自由度も高いため、カスタマイズで支店や拠点毎の取り組みやイベント用のシートを簡単に作れるところが良いです。
システム管理者目線では、施設情報のメンテナンスを行う時は、今までは一件ずつ行うか、件数が多い場合はデータローダーを利用していましたが、「Sheet」ならデータを一覧で確認しながら一括で更新ができるため、非常に利便性が高いと感じています。
進捗ステータス管理で特に活用を進めています。
- 御社の業務内容において特徴的に「Mashmatrix Sheet」が使われているところを教えて下さい。
柿木:ジェネリックメーカーは年に2回新製品が発売されるので、発売時にターゲットを定め訪問を行っていくのですが、その際の進捗ステータス管理でかなり利用しています。入力がとても簡便になり使いやすいので特に活用を進めています。
また、今まで収集した顧客情報はExcelに入力し、メールで送信して報告を行っていましたが、今は直接「Sheet」に入力しSFAに保存できています。情報収集のスピードが格段に上がりましたね。進捗ステータス管理もそうですが、「Sheet」で入力したデータはすぐにDashboardに反映されるので、KPIの可視化にも繋がりとても有用ですね。
ゆくゆくは、現場のExcelを無くして「Sheet」で統合できたらと考えています。
- 今後の「Mashmatrix Sheet」の活用方法について、考えていることはありますか?
山本:営業に必要な情報は基本的にSalesforceに取り込んでいるので、「Sheet」上でPDCAサイクルが完結できるようにしたいです。やるべきこと全てが「Sheet」上でできる流れにしたい。
あと、メンテナンス自体はシステム管理者の担当ですが、管理者権限がない拠点支店担当でも「Sheet」のカスタマイズはできるので、ユーザー教育を含めて、決定した方針の情報を一覧で見られるようにしたいですね。
データを格納する項目を作るとなると難しいですが、それ以外は拠点別でやっていけるはず。できるだけユーザサイドで完結させるように進めていきたいです。ゆくゆくは、現場のExcelを無くして「Sheet」で統合できたらと考えています。
山口:当初はFlashで作成していたシステムの置き換えがメインの利用でしたが、今では営業部門だけでなく他部門での利用が広がっています。Salesforceがデータベース、フロントを「Sheet」として社内全体に広げていきたいですね。
- 今後「Mashmatrix Sheet」に期待していることについて教えてください。
山本:レポートとシートが連動すると良いですね。あと、書式設定をする際に今は各シートごと1つ1つやっているので、一括で設定ができたらとても嬉しいです
柿木:Excelのように集計したデータのグラフ化やピボットテーブルのような機能があると更にいいと思います。またMRが外出時にも確認しやすいように、モバイル対応も実装してほしいです。
今まで利用したシステムに比べ、明らかに社内に浸透しています!
- 最後に、Salesforceユーザーの方へ「Mashmatrix Sheet」のおすすめポイントを教えてください。
山本:Salesforceを導入したのに、個別Excel管理から抜け出せず困っている企業なら、「Sheet」を導入した方が改革も進みやすいと思います。今まで利用したシステムに比べ、明らかに 「Mashmatrix」 という単語が社内で浸透しています。魔法の言葉のような感じです。かなりユーザに馴染みやすいので、Salesforceの運用面で悩みがある企業さんにはメリットがあると思いますよ。
柿木:弊社内での活用がこれだけ広まったのは、「Sheet」が直感的に操作できるのが良かったのだと思います。システム管理者側から「こういう形で使ってください」とフォローをしなくても、自ずと社内に浸透することはシステム管理者としてのメリットも大きいですね。
山口:Webブラウザの製品で操作性がいいものがまだ世の中に少ないですが、「Sheet」のExcelライクな入力や操作感は、かなり優れた部類の製品であると感じています。もしExcelから離れられない人がいれば、脱Excelができるので一回体験してみるべきだと思います!
- どうもありがとうございました!