
みなさまこんにちは!株式会社マッシュマトリックス ビジネスオペレーション担当の出羽です。
2025年2月20日(木)16:00より、赤坂にて Mashmatrix Sheet ユーザ会を開催しました。
ご参加いただいたユーザの皆さま、ありがとうございました。
今回は、昨年に続いて2回目の開催となりました。
第2回 Mashmatrix Sheet ユーザ会には、総勢20名のユーザの皆さま、スペシャルゲストにご参加いただき、ゲストによるセッションやワークショップを通じ、Mashmatrix Sheet に関するたくさんのナレッジの共有が実現しました。また、ユーザの皆さま同士の交流も行われ、和やかで、熱気あふれる会となりました。
この記事では、当日の様子を写真と共にレポートします。ぜひお楽しみください。

Mashmatrix Sheet ユーザ会とは?
Mashmatrix Sheet ユーザ会は、Mashmatrix Sheet ユーザの皆さま同士が情報交換をしながら気づきを共有し、製品のさらなる活用方法やヒントを得られる場を目指し開催しています。同時に、マッシュマトリックス スタッフからユーザの皆さまに、日頃の感謝をお伝えしたいという想いも込められています。

挨拶/マッシュマトリックス セッション:Mashmatrix Sheet のこれまでとこれから

株式会社マッシュマトリックス 代表取締役 冨田慎一
ユーザ会は Mashmatrix Sheet の生みの親である株式会社マッシュマトリックス代表の冨田慎一による挨拶からスタートしました。MCはエンタープライズセールス部ディレクターの神崎です。
セッションでは「マッシュマトリックスのこれまでとこれから」をテーマに、設立からの歩み、そして今後のリリースのロードマップについて、ユーザの皆さまに向けの発表が行われました。 Mashmatrix Sheet は2016年に販売を開始して以来、およそ1年に3回のバージョンアップを繰り返しながら現在はリリース33.0、次回のリリース34.0は2025年春に予定しています。今回のセッションでは、次回リリース予定の内容だけでなく、その先のロードマップも語られました。
Mashmatrix Sheet はユーザの皆さまに支えられ、今では、650社を超える企業様にご利用いただいています。製品としてのMashmatrix Sheet 、そして会社としての「マッシュマトリックス」の基盤となるミッション・ビジョン・バリューについて、社外に向けて初めて語られました。Mashmatrix Sheet は「業務を円滑にするインタフェースを提供し顧客のビジネスを成功に導く」というビジョンのもと、これからも進化し続けます。
MCの神崎からもユーザの皆さまへ、ご愛顧への感謝の気持ちが添えられました。代表の想い、そして真剣に聞き入ってくださるユーザの皆さまの姿に、スタッフ一同感激したセッションでした。
スペシャルセッション(特別講演):SalesforceエコシステムのトレンドUpdate

株式会社セールスフォース・ジャパン
アライアンス事業統括本部 AppExchange事業本部 本部長 鈴木 千尋 氏
セールスフォース・ジャパンの鈴木 千尋氏からは、AppExchange事業本部本部長として大変貴重なSalesforceの最新動向を共有していただきました。Mashmatrix Sheet はSalesforceのAppExchangeであるため、ユーザの皆さまはすべてSalesforceユーザでもあります。マッシュマトリックスもいちユーザとして、皆さま同様とても学びの多いセッションでした。
鈴木氏はSalesforceに約15年前に入社されて以来、その3分の2ほどの期間、アライアンスを担当されているということで、Salesforceのエコシステムに関して、マクロな部分から直近の状況を共有していただきました。Salesforceのエコシステムの成長トレンドをパートナー社数や資格所有者数の増加という具体的な数字も含めて紹介していただきました。
また、Salesforceの最新トレンドを語るにあたり、欠かせない存在であるエージェントAIについても語られました。これからのAIは「人が使う」ではなく「AIで業務が完結する」「AIが人に成り代わって仕事をする」という部分が進化した点であり、そのためにはこれまで以上に正しいデータが必要不可欠になってくることが予測されます。そのような中、正しいデータの獲得・入力を支援するアプリが根強い人気だというお話があり、「Mashmatrix Sheet も正しいデータを支援するツールとして、本日はたくさんのナレッジが共有されることを期待します」とセッションは締めくくられました。
スペシャルセッション①:Mashmatrix Sheetで実現するSalesforce版データ活用人材

株式会社リバネスナレッジ 取締役 平塚 武 氏
株式会社リバネスナレッジは、Salesforceの活用支援を行っている会社です。研究者が集まった会社であるリバネスナレッジでは2013年からSalesforceを導入、その活用経験をもとにSalesforceの活用支援を専門とする会社として立ち上げられ、多くの導入支援を行っています。平塚氏のMashmatrix Sheetの利用歴は5年以上、「Mashmatrix Sheet 大好き」という大変うれしいお言葉もいただき、ユーザとしての活用方法について熱く語ってくださいました。
その内容は、「Mashmatrix SheetをSalesforce理解のためのオンボーディングに活用している」というものです。Salesforceは多くの機能があり魅力的な反面、その機能やデータをフル活用するためには、データ構造を理解する必要があります。どのようにデータを価値に変換するのかという観点で、Salesforceのデータ構造を理解している人材がいるかどうかが大きなポイントとなります。一方で、Salesforceには多くのオブジェクト・機能があり、活用できる人材を育成するのが難しいのも事実です。Mashmatrix Sheetを育成に利用することで、API名と名称を並べて見たり検索することができるなど、実際に目で見ながら直感的にSalesforceのデータ構造を理解することができるようになります。
平塚氏はMashmatrix Sheetを活用したSalesforce理解のオンボーディングも行っていらっしゃるそうです。「Data Cloudを活用し、Agentforceを使いこなしていくためには、Salesforceのデータ構造を理解する必要性はますます高まってくるだろう。そのためにもMashmatrix Sheetを活用していきましょう」という、まさにSalesforceの導入支援をされており、かつMashmatrix Sheetを使いこなしていただいている平塚氏ならではの、強いメッセージを感じたセッションでした。
スペシャルセッション②:Mashmatrix Sheetによる業務効率化

株式会社発研セイコー 専務取締役 久永 智義 氏
印象的な自己紹介からスタートした発研セイコーの久永氏のセッション。久永氏は若いころに最近のオリンピックで新種目なり話題となったブレイキンに夢中となり、日本人として初めて世界大会で優勝したチーム「 SPARTANIC ROCKERS」のメンバーとして世界大会や海外のイベントに多数参加していらっしゃったということで、会場からは歓声が上がっていました。
株式会社発研セイコーは屋内商業施設用のサインを得意とするサイン製造メーカーで年間10,000件以上の製造・出荷を行っている会社です。関東では最大級の規模となる工場を構える拠点では20部門以上の部署・130台以上の機械があります。またメーカーとしてはめずらしく施工部も持っているため、信頼感に定評を得ている反面、管理の項目が多い状況ということでした。
そのような中、Mashmatrix Sheetを活用することで「コピペで業務の時間短縮や効率化につながった」「一画面で複数オブジェクトを表示させることで、時短かつミスも減った」という効果があったこと、「一つの部署で導入した後、他部署にも展開して活用している」ことを共有してくださいました。
具体的な活用事例として、「見積作成ではコピー&ペーストができることで現場の負担が減りSalesforceの定着化につながった」「施工の工程で関連するオブジェクトを同一画面で表示することで画面遷移なく確認・入力できるようになり時短&丁寧な作業ができるようになった」「専用のシートを準備することで展示会のお礼メールをたった1秒で配信できるようになった」という3つの事例を紹介していただきました。
Mashmatrix Sheetを導入したことで、既存メンバーからはとても便利で楽になった、新しいメンバーにはこれが当たり前という状況になっているという大変うれしいお話をいただきました。Mashmatrix Sheetを導入したことで、Salesforceの効率化と定着化を同時に進められた成功事例として、Mashmatrix Sheetを強くおすすめいただき、その熱意に感動したセッションでした。

リバネスナレッジ平塚様、発研セイコー久永様
ご講演ありがとうございました。
~休憩タイム~

ここで10分間の休憩をはさみました。短い時間でしたが、会場に準備されたスターバックスのコーヒーを片手に、ユーザの皆さま同士、そしてマッシュマトリックス スタッフとの和やかな交流が行われました。
グループワークショップ:「Mashmatrix Sheet」を使って“これはスゴい!”と思ったことと“やってしまった”こと




グループワークショップでは、4つのグループに分かれ、「Mashmatrix Sheet」を使って“これはスゴい!”と思ったことと“やってしまった”ことをテーマに、ディスカッションが行われました。各グループでは、はじめに一人ずつ自己紹介をした後に、テーマに関する内容を付箋に記入してボートに貼り付けるスタイルで行われました。最後に、それぞれのグループから発表し、皆さまに共有をしていただきました。白熱の議論あり、共感あり、笑いありのにぎやかなワークショップとなりました。
グループワークのなかで、「そんな機能や活用方法、はじめて知った」という方も多くいらっしゃいました。ユーザの皆さま同士はもちろん、マッシュマトリックス スタッフにとっても気づきの多いセッションとなりました。
グループワークショップの中で挙がった“これはスゴい!”と“やってしまった”の一部をご紹介します。
これはスゴい
- コピー&ペーストで更新できる
- スピーディーにデータ登録&編集ができる
- フィルター・ビューが便利!
- Salesforceに項目を作らなくても管理できる
- 見やすく進捗管理ができる
- PL粗利の管理がリアルタイムでできる
- データの一括取り込みでエラー箇所がわかりやすい
- オブジェクトをまたいだデータの抽出ができる
- レポートの整理ができる
やってしまった
- 誤って一括削除してしまった(のちにゴミ箱から復旧)
- 数式を間違えたまま会議で発表してしまった
- APIを使いすぎてSalesforceを動作できなくしてしまった
- エラー項目を確認する前にリロードして取り込めなかったデータがわからなくなってしまった
ここにご紹介できたのはほんの一部ですが、ユーザの皆さまがそれぞれ異なるSalesforceの環境において試行錯誤しながら、さまざまな活用をしていただいていることに、Mashmatrix Sheet の更なる可能性を感じるワークショップでした。
おわりに
弊社代表の冨田より「今後ともユーザの皆さまと交流させていただき、皆さまにさらにMashmatrix Sheet 活用いただけるよう発展していきます」と閉会の挨拶があり、第2回 Mashmatrix Sheet ユーザ会は盛況のうちに幕を閉じました。

終了後は、ご参加いただいた皆さまと、会場近くのスペイン料理店に移動し懇親会が行われました。
会場に足を運んでくださりご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
次回のユーザ会には、今回ご参加いただいた皆さまには引き続き、そしてより多くのユーザの皆さまにご参加いただけることを、スタッフ一同心よりお待ちしています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
※第1回開催ユーザ会の様子はこちら
https://www.mashmatrix.co.jp/information/user-meetup-report-20240209/