こんにちは、マッシュマトリックス 製品開発部の川内です。
6月11日と6月12日の2日間にわたり、ザ・プリンス パークタワー東京で開催された、Salesforce World Tour Tokyo 2024(以下、SWTT)に参加しました。今回は、当日の様子と感想を写真を交えてご紹介します。
イベントの概要
Salesforce World Tourは、その名の通り、アメリカをはじめ、オーストラリア、ドイツ、イギリス、フランス、シンガポール、南アフリカなど、世界各国の主要都市で開催される、Salesforceコミュニティにとって最も重要なイベントの一つです。
日本では、東京のほかに、名古屋、福岡、大阪でも開催を予定しており、弊社マッシュマトリックスも、名古屋(7月3日)、福岡(7月11日)のイベントに出展します。
今年のSWTT2024のテーマは「CRM + AI + データ + 信頼の力でビジネス成長の未来を切り拓こう」です。基調講演やスペシャルセッション、さらにはEXPOでのシアターやワークショップなど、多様なプログラムが用意されています。
Salesforceおなじみのキャラクターである、AstroやクマのCodeyも会場入りしていました!
基調講演
イベントの目玉でもある基調講演は、オンラインでも早々に満席になっており、残念ながら直接観ることはできなかったのですが、EXPOのシアターでライブビューイングが行われていたので、私はそちらで視聴しました。
基調講演は、オンラインでも配信されていますが、生バンドによる演奏や、ステージを中心にサークル上に配置された客席など、手の込んだ演出が施されているので、是非とも直接会場で体験することをお勧めします。(ただし、早めに申し込むことをお忘れなく!)
セールスフォース・ジャパン 小出会長の講演では、ビジネス向けのAIには信頼できるデータが必要であり、72%の顧客はアプリケーションとデータが分断されているという。また、ビジネス向けのAIを実現するための課題やAIを活用する組織になるための5つのステップが紹介されました。
続いて登壇したプロダクトマーケティングのVPであるサンジャナ・パルレカー氏からは、対話型AIアシスタント「Einstein Copilot」の日本語対応ベータ版が10月から提供予定であることが発表されました。
Einsteinでは、Einstein Trust Layerというアーキテクチャで、データを安全に利用できるとのこと。
ソニー・ホンダモビリティ株式会社の発表では、会場に展示された同社の次世代電気自動車のプロトタイプであるアフィーラと連携した、カスタマーサポートのデモンストレーションが行われました。EXPO会場の入り口に入ってすぐの場所に、ドーンと展示されています。
セッションのハイライト
基調講演以外のセッションも、わりと早い段階で満席になっていてたものが多く、イベントの盛況ぶりが伺えます。今回、事前申し込みで参加できたセッションの中から、一部抜粋してご紹介します。
1日目の午後に実施された「AI競争力は組織で創る。AI活用の組織づくり、育成法を学ぶ」では、PIVOTの竹下氏をモデレーターとして、AIを組織で活用するためのノウハウが紹介されました。
生成AIの知識を蓄積するために、社内用ポータルサイトやボットを作成・運用しているとのこと。 個人的にPIVOTはよく観ていて、番組内でも竹下氏の進行スキルは素晴らしいなと感じていたので、このセッションでも最後まで白熱した議論が続いていました。
2日目の午前中に実施された「AI導入が照らす営業の未来〜新たな挑戦、そして売上拡大へ」というセッション。CRMに蓄積されたデータとAIを掛け合わせることで、営業業務がいかに効率化し、価値を産むのか、最新の事例やデモンストレーションで紹介されました。
登壇されていたMipox株式会社の渡邉社長は、これまで10年に渡りSalesforceを利用して蓄積されたデータが自社にはあるため、AI時代の今「これは勝ったな」と赤裸々に語られており、早期からデジタル化に舵を切っていたような先進的な企業にこそ、AIは大きなアドバンテージになると感じさせられました。
その中でも、製品マネージメントSenior VPのマリーアン・パテル氏が述べていた、「信頼というのは我々の1番の価値」という言葉が印象に残っていて、これこそがSalesforceの強みであり、ビジネス向けのAIという主戦場で、Salesforceが目指す、勝ち筋なのだろうなと考えました。
ちなみに、「CRM + AI + データ + 信頼」というキーワードは、昨年のSWTTやDreamforceでも使われており、「AIと信頼できるデータ」にフォーカスしていることが伺えます。
まとめ
私個人としては、今回初めてSWTTに参加させてもらったのですが、来場者の多さ、セッションやブースの活気、そして会場の豪華さには最初、圧倒されました。
普段はリモートワークかつ開発業務が中心で、イベントに参加する機会はあまり多くないのですが、実際に会場に足を運んだことで、Salesforceに対するユーザーの関心の高さや、パートナーやコミュニティの熱量を直接体感することができました。
展示ブースでは、来場者と対面でのコミュニケーションを通じて、Salesforceの活用状況や課題といったリアルな声を聞くことができ、非常に価値ある経験となりました。
もし興味を持ち、参加してみたいと思われた方は、ご案内となりますが、7月に開催される名古屋と福岡でのSalesforce イベントへぜひお越しください。
展示ブースでは、実際に「Mashmatrix Sheet」を見て触れるだけではなく、Salesforceの活用促進や定着化などの課題について、弊社スタッフに直接ご相談いただけます。
(弊社ブースは大盛況!どの時間帯もお客様で賑わっておりました。ご来場いただいたみなさま、本当にありがとうございました。)
(帰り際、羊羹にシールを貼り付けるチャリティーイベントに参加)