Salesforceで画像表示をするには、通常ではオブジェクトに数式項目を作成する必要があります。しかし、オブジェクト内に項目が多くなってしまい管理が難しくなることや、 管理者権限を持っていないと項目の作成はできないため管理権限のないユーザが画像表示を設定するのは難しい、ということが問題点として挙げられます。
そこで、オブジェクトに数式項目を作らなくても画像表示ができるように、Mashmatrix Sheetでは機能を追加しました。オブジェクトに項目を作る通常の実現方法と比較してみます。
オブジェクトに項目を作って画像表示する方法
Salesforceにおける通常の実現方法を記載します。「商談」オブジェクトのレコード詳細画面に「確度」によって星の数が変わる、という想定で数式項目を作成します。
オブジェクトマネージャから「商談」オブジェクトを選択し、「項目とリレーション」→「新規」ボタンより項目を新規作成します。データ型は数式を選択します。
数式の入力画面では確度の数値(%)に応じて6段階に画像表示を変える数式を入力しています。
IMAGE(
‘/img/samples/stars_’ +
CASE(
FLOOR(Probability * 5),
1, ‘100’,
2, ‘200’,
3, ‘300’,
4, ‘400’,
5, ‘500’,
‘000’
)
+’.gif’,
TEXT(Probability)
)
画像表示をMashmatrix Sheetで実現する方法
Mashmatrix Sheetでは項目をオブジェクトに作ることなく、そして管理者でなくとも簡単に画像表示を行うことができます。
右端の列ヘッダをクリックし「列を追加」をクリックします。
「列の追加」が表示されたら「数式列」を選択し、左下のマークをクリックし数式エディタを開きます。
数式エディタを開いたら「関数」から「IMAGE」を選択し、挿入ボタンをクリックします。Mashmatrix SheetのIMAGE関数はSalsforceのIMAGE関数と同様の動きとなります。
参考情報:IMAGE関数のSalsforce公式リファレンス
数式項目を追加した際と同様の数式を入力できたら「検証」をクリックし、「有効」と表示されたら右下の「適用」ボタンを押します。
IMAGE(
‘/img/samples/stars_’ +
CASE(
FLOOR(Probability * 5),
1, ‘100’,
2, ‘200’,
3, ‘300’,
4, ‘400’,
5, ‘500’,
‘000’
)
+’.gif’,
TEXT(Probability)
)
「列の追加」の画面に戻るので、右下の「追加」ボタンをクリックします。
Mashmatrix Sheetに数式列を追加することができました。
ただし、このままだとテキスト情報のままで表示されてしまうため、以降で表示形式を変更します。
項目の設定画面より「表示形式」を「リッチテキスト」に変更します。
画像が想定通り表示されました!Mashmatrix Sheetで数式をオブジェクトに作成せず画像表示ができました。
まとめ
Mashmatrix Sheetではオブジェクトに数式項目を作らなくても画像表示ができる、ということがお分かりいただけたかと思います!一覧画面で画像を表示したいが、不要な項目を作成したくない、管理者でなくとも画像を表示させたい、といった場合に便利です。ぜひ実際の業務でご活用ください。