みなさん、Salesforceのキャンペーン機能を活用していますか?キャンペーンは販促施策や出展イベントなどのお客様情報の管理や、そこから発生した商談の状況が簡単に把握できる便利な機能です。活動を細かく追跡できるため、マーケティング活動の強い味方と言われています。まだ利用していない方は使ってみてくださいね。
目次
Salesforceの標準機能でキャンペーンメンバーを追加…の弱点
そんな便利なSalesforceのキャンペーン機能ですが、キャンペーンを作成後キャンペーンメンバーを登録する必要があります。
Salesforce標準機能でキャンペーンメンバーを追加する場合、主に以下2つの方法があります。
- キャンペーン詳細画面から、リード/取引先責任者を一件一件追加する
- データインポートウィザードからcsvファイルでインポートする
この2つの方法ですが、実は弱点があります。
まず、リード/取引先責任者を一件一件追加する方法ですが、追加件数が少ないなら大丈夫ですが、追加件数が増えた場合かなり手間がかかります。「心を無にしてポチポチ作業….」はマーケ担当者のストレスを増やします。
そして、追加画面のレコード検索がキーワード検索しかできないので、属性で絞り込むのが難しいという弱点も…。
また、データインポートウィザードでcsvデータをインポートすれば、件数が多くても一括追加できて便利!と思いますが、実はインポートウィザードの操作が少し難しいので、慣れない人が扱うのはあまり向きません。
その為、マーケ担当者がインポートウィザードの操作を避け、結局インポート作業がシステム管理者側のタスクになりがち…。シス管の顔が曇り、業務のスピード感も損なわれてしまいます。
そこでお勧めしたいのが「Mashmatrix Sheet」のアクション機能を使ったキャンペーンメンバーの一括追加です。
「Sheet」でSalesforceのキャンペーンメンバーをすばやく一括登録!
まずはじめに「Sheet」のアクション機能についてご説明します。
※アクション機能とは…?
選択レコードに対して一括で「キャンペーンに追加」「Todo作成」「Pardotメール送信」などの操作が可能に。またカスタムのアクションボタンを配置もできます。
つまり「リード」や「取引先責任者」のシートにアクションボタンとして「キャンペーンに追加」ボタンを配置すれば、選択したレコードを指定するキャンペーンに一括で登録できるんです!(下画像1、2を参照)
「Sheet」でフィルタ抽出した結果をそのままキャンペーンに追加できるので、作業の効率が格段に上がります。
この方法を使えば、難しいデータインポートウィザードを使わずに、誰でもすぐにキャンペーンメンバーが登録できます!
過去キャンペーン参加者を新しいキャンペーンに追加する場合
では次に、少し応用編のユースケースをご紹介します。新たなキャンペーンを作成する時に、過去のキャンペーンに参加しているメンバーをターゲットとしたい場合はありませんか?
今回は『”資料請求キャンペーン”と、”オンラインセミナーキャンペーン”に参加しているメンバーに対し、新たに”メールキャンペーン”を行う』を例とし、『Sheet』を使った操作方法をご紹介します。一見手間がかかる作業のように感じますが、『Sheet』を使えばすばやく一括登録が可能です!
「Sheet」のアクション機能を使ってSalesforceのキャンペーンメンバーを追加する方法
1. キャンペーンメンバーのシートを作成し、2つのキャンペーンに参加しているリードを抽出する。
まず、「キャンペーンメンバー」のシートを作成し、「キャンペーン」列を「資料請求キャンペーン」「オンラインセミナーキャンペーン」でフィルタします。
- 「キャンペーン」列ヘッダメニュー > フィルタ > 資料請求キャンペーン,オンラインセミナーキャンペーン と入力 > 適用
これで「資料請求キャンペーン」「オンラインセミナーキャンペーン」に参加しているリードが抽出されました。(下画像参照)
2. アクションボタンをシートに配置する
次に、「キャンペーンに追加」アクションボタンをシートフッタ部分に配置します。
- 1. シートメニュー> 設定 > アクションタブ > 「+」ボタンをクリックし新しいアクションボタンを追加します。
- 2. 「新しいアクションボタンを追加」ダイアログが表示されるので、カテゴリを「マーケティング」、アクションの種類に「キャンペーンに追加」を選択します。
- 3. 最後にラベル名とアイコンを選び(任意)、保存をクリックします。
キャンペーンシートに「キャンペーンに追加」アクションボタンが追加されました!
3. 「メールキャンペーン」にリードを一括追加する
最後に「1」 で抽出したリードを「メールキャンペーン」に一括追加します。(今回は予め「メールキャンペーン」を作成してあります。)
- 抽出されたレコードを全選択 > 「キャンペーンに追加」ボタンをクリック
- 追加するキャンペーンに「メールキャンペーン」を選択し、追加をクリック
4. 確認する
最後にキャンペーンメンバーシートから、「メールキャンペーン」にキャンペーンメンバーが追加されているか確認します。
「メールキャンペーン」にキャンペーンメンバーが追加されていますね!(上画像参照)『Sheet』のアクション機能を使う事で、過去に参加しているキャンペーンメンバーを新しいキャンペーンにかんたん一括登録できました。
まとめ
Salesforceのキャンペーン機能はマーケティング活動の強い味方です!『Sheet』を利用する事で、マーケティング活動で必要な作業を楽に、そして効率よく行えますのでぜひ活用してみて下さい!