【Salesforce】外部ID項目での関連付けが可能に〜Mashmatrix Sheet ver 17.0〜

9月8日に『Mashmatrix Sheet 17.0』がリリースされます。今回のブログでは、このリリースによって有効になる機能をひと足早くご紹介いたします。

Mashmatrix Sheet 17.0では、参照項目の表示およびルックアップ検索候補リストの表示について、カスタマイズが可能になりました。こちらに関して少し深掘りしてご説明します。

1、参照先レコードの名前表示項目の選択/変更

今まで、参照項目は参照先オブジェクトの名前項目が自動的に選択されていました。(下画像左赤枠) 今回のバージョンアップで、参照先レコードの名前表示に利用する項目を、外部IDなどの参照先オブジェクト内の任意の項目を選んで変更できるようになりました!

参照項目に参照先オブジェクト(取引先)のIDを表示

この機能を利用することで、Excelからシートにデータを取り込むの際に、外部ID項目を利用して関連付けが可能になりました。また、Salesforce標準の自動採番された値ではなく、ユーザにとって分かりやすい値を持つ項目をキーとして利用できます。

2、ルックアップ候補リストの表示カスタマイズ

参照先レコードのルックアップ候補リストに表示される項目もカスタマイズが可能になりました。補助表示する項目も複数選択ができ便利です。

ルックアップ候補リストと補助項目をカスタマイズ

今まではAPI参照名を自分で入力する必要がありましたが、今回のバージョンアップにより、リストから項目を選択するだけでカスタマイズが可能になり直感的に操作できます。

3、ルックアップ検索時のキーワード一致方式の変更、ルックアップ候補リストの並び順の指定

ルックアップ候補のキーワード検索の際の一致条件が『部分一致』『前方一致』『完全一致』から選択/変更ができるようになりました。(今までは常に『部分一致』で検索されていました。)『前方一致』『完全一致』での検索が可能になったことで、大量のレコードから値を抽出する際の、候補表示のパフォーマンスを向上できます。

また、ルックアップ候補の表示の際にリストされる候補をアルファベットの昇順/降順で並べるように、指定できるようになりました。

では、商談シートの『取引先参照項目』を例に設定してみましょう!


4. 設定方法

1. 商談シートを開き、列ヘッダメニュー>設定をクリックし、列の設定変更を表示させます。

2. オプション>ルックアップ編集設定から、『名前として表示する項目』『キーワード一致条件』『ソート方向』を選択します。

3. 補足表示項目を追加/変更する場合は、”補足表示項目を追加”をクリックし、『補足表示する項目』『キーワード一致条件』を選びます。

4. 保存をクリックします。

5. シートを確認します。


以上の手順で完了です。

では、先ほど設定したキーワード一致条件完全一致前方一致で検索されるかうを確認してみます。

取引先番号は「完全一致」条件で設定したので、下の画像のように『A-127537』と全ての値が一致しないと検索の結果として表示されません。

取引先番号を「完全一致」条件で検索

また、取引先名は前方一致条件で設定したので、検索ボックスに『日本』と入力すると「日本〇〇〇〇会社」のように『日本』から始まる会社が表示されていますね。

取引先名を「前方一致」条件で検索


また、本機能はExcelからのデータを取り込む際の外部IDでの関連付けにもご利用いただけます。

外部ID(下画像では取引先番号)をキーにしてデータ取り込むことで、取引先名があいまい(例えば「株式会社日本〇〇〇〇会社」と「(株) 日本〇〇〇〇会社」など)な場合や重複してるような時も、一意の番号(ID)でどの取引先レコードと関連付けるか指定できるので、関連をもったデータを今までより取り込みやすくなりました。

取引先番号をキーにExcelデータ取り込む
取引先番号をキーにデータを正確に紐付けることが可能に

いかがでしたでしょうか?実は結構『あると便利…!!』を実感できる本機能。設定自体はとても簡単ですので、ぜひ日常の業務の効率化にご活用ください。

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